夏服? 春服?2006/06/04 13:23

6月1日は衣替えだった。

中学生は、ただ詰め襟を脱いでYシャツになる程度なので特に問題無し。
あ、長男からお下がりの夏ズボンが、次男には履けなかった⋯ことくらい?
小学校3年生から肥満に悩んでいた次男だが、スイミングを始めたおかげで別人のように痩せた。
だからお下がりも大丈夫かと思ったけれど⋯小さかったな、やっぱり。
仕方なくこの日は冬ズボン。
やっと昨日、夏ものを注文してきた。

ややこしいのが高校生。
長男の学校では、やたら凝っていてYシャツも白でなく、青の細かい模様入り。
これが長袖で、半袖は水色の開襟シャツかポロシャツ。
さらにズボンは冬は紺、夏はグレー。
この日も、遅刻常習犯の彼に慌ただしく夏服一式を渡し「早く着替えなさーい!」とバタバタやっていた。

東北の今頃は、気温20度前後、1年で一番過ごしやすいさわやかな気候だ。
が、ややもすると肌寒い。
中学生はYシャツを長袖、半袖で調節出来るが、高校生は⋯あれれ、いきなり半袖開襟シャツで良かったんだっけ?

母も息子も一瞬「あれ〜?」と首を傾げてしまった。
ねえねえ、真夏になる前に、何か⋯無かったっけ?
アバウトさは親子で遺伝するらしい。
私も、本人でさえも衣替えの頃の制服が思い出せないなんて(^^;;

中学時代の部活仲間で、同じ高校に通う子のお母さんに電話してみた。
長男のいたバレー部は、父母会が活発だったので、親同士も何かと顔を合わせて気軽な間柄だ。
長男はバレーを辞めてしまったが、友人はまだ続けていて、今日は高校総体の開会式に出るのでジャージで現地に直行したという。
「半袖にグレーのズボン⋯じゃなかった?」
彼女の記憶も怪しげだった。
直接学校に電話しようかとも考えたが、長男が「それは絶対恥かしい」と反対するので、仕方なく夫に電話してみた。
夫は通勤途中、よく長男の学校の生徒を見掛けるというから、今朝の服装を聞いてみようと思って⋯。
「開襟シャツにグレーのズボンだったよ。ベストを着てる子もいたな」
この目撃証言を信じて、
「さあ行ってらっしゃい!」と長男を思いきり強気で送り出した。

⋯⋯だけど。
え、ベスト⋯? 開襟シャツにベストなんて⋯着たっけ?
ベストの着用は自由だったが、去年確か嫌がって着ていかなかった記憶がよみがえる。
何だか納得いかなくなり、入学時の資料やなんやかや、引っぱり出して制服についての項目を探してみた。

「6月、9月 春秋服」ベスト(着用自由)、夏ズボン
「7月〜8月 夏服」半袖開襟シャツ

え、え、え、これってどういう意味だっけ?
でも、開襟シャツが7月からってことだけは確か⋯⋯?

「大丈夫だった?」
恐る恐る長男の携帯にメールしてみた。
「違ってた。今から戻る」

こんな時、学校が近いといいね、なんて喜んでいる場合ではない(^^;;
校門前で、他の生徒を見て慌てて引き返してきたそうで⋯⋯。
「長袖Yシャツにネクタイ、ズボンはグレー」だって⋯中途半端なコーディネートじゃないの〜〜。
いや、こんなことでケチつける場合じゃなくて(^^;;
そんなこんなで、今日も遅刻⋯ま、いっか〜〜。

「ねぇ、みんなちゃんとしてた? 間違えてる子いなかった?」
「ズボンが違うヤツが一人いたかな」
「その子、きっと気がつかなくて冬服のまま来たんだよ。で、気がついてブレザーだけ脱いだんじゃないの?」

まあ、そんな他人のことはどうでもいいから、母よ⋯しっかりせいよ(^^;;

でもね、この制服の3シーズン制って⋯東北地方限定じゃないのかな?
私が東京で高校生やってたときは、ブレザー脱いでシャツの袖の長さが違う、くらいのものだったような気がするけどなぁ⋯どうでしょうねぇ⋯?

決断はいかに⋯⋯?2006/06/10 11:53

木曜日、次男を連れて病院に行ってきた。
前の晩「お腹が痛い」と言っていた。どうやら胃のあたり。
「お腹がすいてるからじゃないの?」と特に気にしなかったのだが、朝になったらもっと痛みが増していて急遽病院へ。
胃の薬でももらえば良くなるだろう⋯程度に考えていたら、何とも仰々しい検査をされてしまった。
尿、血液、エコーにレントゲン⋯おまけに点滴まで。
本人は、診察の頃には「もう痛くない」なんて言い始めていたのだが。

もともと喘息がある次男、この病院でずーっと薬をもらっている。
今はほとんど発作も無く元気でいるが、薬は欠かさず飲んでいた。
バスに乗り込んだ途端にゼイゼイ息苦しくなったり、徒歩30分ほどの通学路で発作が出たりしていたのが、マラソンに参加出来るほど元気になったのは、この病院の治療のおかげだった。

山の中にあるような病院だが、入院設備もあり、養護学校も併設されている。
以前、やはり次男が頭痛で受診したとき、提携病院までCTを撮って来なさいと紹介状を書かれた。
幸い異常は無く、片頭痛であろうということだったが、検査を言い渡されたときは「そんなにひどいのか!」と青くなったほど⋯何というか、あらゆる可能性を追求するような、慎重な治療方針なのだ。

ちょうど週一度の消化器外来の日ということで、さらに専門医の診察を受けた。
エコーを見ながら医師は言った。
「確かに、胃が浮腫んで水が溜まっています。水が溜まる場合、食物アレルギーということもあります」
検査結果が出るまで、卵、牛乳、刺身はダメだと言われてしまった。
⋯どれも次男の大好きなもの。
聞けば、結果が出るまで1週間はかかるらしい。
ああ、お弁当に卵が使えないのは痛いなぁ、なんて思う私。
ここって、やっぱり大袈裟じゃないの? 
長男がしょっちゅう行く胃腸科系の内科でだって、こんな検査をしたことは無いし、今まで何ともなかった食材から、急にアレルギーなんてこと、あるのだろうか?
「大丈夫じゃない? 食べても⋯」とこっそり言うが、子供は真面目だ。
「ひどくなって、ザックリやられたらイヤだから食べない!」そうで⋯⋯。
どうも、血液検査と点滴で数回針を刺されたダメージが大きかったらしい。

それに加えて。
この日の病院の会計が1万円を超えた。
さらに、胃の薬と、一緒に処方してもらったいつもの喘息の薬で1万円超え⋯⋯我が家の家計にも大きなダメージ!

こういうものにかかるお金は仕方がないのだが。
実は1週間後は次男の誕生日。
中学生になって、学校も部活も見ていて涙ぐましいほど健気な次男に、
「よーし、頑張ってるからiPod買ってあげちゃおう!」なんて言っていたんだけど⋯どうしよう?(^^;;
「お金使っちゃったからなー、CDプレーヤーじゃダメ?」
「このチャンスを逃したら、iPod買えなくなるよ、きっと」
そうだよねー、そうだよねー。
ついこの前、夫からも了承を得たばかりだったのに。
母よ弱気になるな!
でも、我が家のお財布事情を一番良く知ってるのは私⋯なんだよね〜〜(^^;;
ああ、日が迫る。
決断せねば⋯⋯。