久しぶり~&配管工事でタイヘンなことに2013/06/04 15:55

長いこと更新せず、前回から1年半も経ってしまいました。
相変わらずな我が家…ではありますが、ちょっとした事件があったので報告します。

それは2週間前の夕方。キッチンの天井水漏れ事件があり、本日、今まさに配管工事の真っ最中。
我が家は団地、それも築四半世紀は優に超えていると思われる物件である。
震災の影響も、あるのかないのか…見事に劣化した配管から、上のお宅の排水が漏れてキッチンは水浸し状態になってしまった。

第一発見者の「帰宅夫」は各方面に連絡を取り、業者の到着をキッチンの掃除をしながら待っていた様子。
ぐしょ濡れのキッチンマットをベランダに干し、床を拭き、コンロ下も水浸しなのに気がついてガスコンロやガス台まで磨いて……
お疲れさまでした。
数時間後、湯沸かし器を外し、換気扇を外し、コンロ上のステンレス性防炎ガードをベリべり外し…水漏れ関係の業者、総勢5人でやっと、排水パイプの劣化が原因であることが判明。
何でもこの配管はキッチン、お風呂場、トイレまで繋がっているとのこと。
もしかしたら、その3箇所の配管を総とっかえかも…という、クラクラする話にまで発展してしまった。

流し台上の配管むき出し状態で待つこと2週間、やっと工事が入ることになった。
必然的に、私が休みの日に立会いながら~ということになり、2週間が経過したというわけである。

工事の予定は9時から。
今日は家族のお弁当もお休みして、作業しやすいようにあれこれバタバタ片付けて、さあ待ちに待った工事が始まった。

大工さん?配管工さん?とにかくやっぱり、5人くらいが入れ替わり立ち替わり出入りして、ドンドンバリバリ、電気ドリルキュイーン!とか賑やかである。
まず壁にはビニールが張り巡らされ、床はブルーシートが敷かれた。
あっという間に見慣れた我が家は工事現場と化す。
ああ、もっとあれもこれも移動しておけば良かったなぁ~と後悔する、壮観な状態である。

途中、10時から30分、12時からお昼1時間という休憩が入り「やっぱり職人さんだ!」と何だかワクワクしてしまう。
父が大工だったこともあり、職人さんには好意的な自分である。
休憩時間、無人となった現場に忍び込み、見事に剥がされた天井や散乱した破片に歓声をあげつつ、写真を撮る。
そして夫や息子に状況報告とともにメールで送りつける。
…まさかここの奥サンが、そんなことしてるなんて誰も気がつくまい。

現場からは、若い男の子に色々教えながら仕事を進めている様子も聞こえてくる。
叱り飛ばすんじゃなくて、笑いを交えた和やかな雰囲気なのが微笑ましい。
部屋が狭いし、今日は暑いから、風を通すために窓も開けっ放し。
プライバシーのかけらもないが、まあオープンで良しとする。今さらでもあるし。

現場の様子をうかがいながら、私はリビングで片付けをしている。
多忙を理由に放置していたレシートや書類関係を片付け、滅多にない経験を書き残そうとブログを久しぶりに開いたというわけ。
ああ、それにしても予定時間をオーバーし、何となく作業は佳境に入っている様子ではあるのだが、どうやら職人さんたちは3時のおやつ休憩に入ったようだ。
ソロリソロリと、お風呂場をのぞいてみた。
天井がキレイになっている。ブルーシートが外されて、ハンドクリーナーで掃除した様子。
お風呂掃除に余念がない夫は、帰宅したらさぞ喜ぶだろう。

初夏の日は長い。そろそろ夕方。終わったら床掃除しないと。
そろそろ…終わるかな? 晩ご飯は…どうしようかな~。

そうそう、忘れてならないモスラ(キエイリボウシインコ)とルギア(オナガアカボウシインコ)は、聞きなれない騒々しさに声ひとつ立てず、おとなしくしている、今のところ。

最後のチャンス!なんだそうで…2013/06/30 15:58

お世話になってる保険屋さんがにこにこしながらやって来て
「卯乃さんにはもう、最後のチャンスだから!」
と言いながら、ぴらりと1枚のチラシを置いて行ったのは1ヵ月前のこと。

え? 何って? それはね、「個人年金保険」というヤツ。
トシがバレる~っていう恥ずかしさも、最近は薄れてきちゃってるから素直に書く。
いや、実はちょっと、微かに抵抗がないわけじゃないからサラッと流して下さいね。
ご存知の通り、年金保険というヤツは最低限の払込み期間があって、で、私「最後のチャンス」なんだそうな。

そのチラシを見ていたら、何だか突然に「老後」って文字がどーんとのし掛かってきてしまい愕然としてしまった。
あっという間だよ、10年なんて。
週刊モノの仕事をしてるせいか、本当に毎日が過ぎるのが早くて仕方ない。この調子で、ある日気がついたら玉手箱を開けた浦島太郎の容貌になっていたりして……。

いや、今のまま、ずーーっと変わらずに、変われずに暮らしていることの恐ろしさを感じてしまったのだった。
なんというか……取り残され感?
気がついたら、いつまでも時代遅れな中途半端な自分になっているんじゃなかろうか、という。

流行りものを追いかけろっていうのとは違う。
世の中の色々なことを感じつつ、選んだり手放したり感心したり呆れたりしながら、ちゃんとバージョンアップした自分に……なれてるんだろうか。

手っ取り早く身近な出来事では。
私はチュニックというものが、どうも苦手。
誰かが着ているのを見ると、「わ~いいな!」と思う。
自分でも試着してみて「意外といいじゃん」と購入、までは大丈夫。
で、実生活?で着ようとすると、何かダメ。気恥ずかしくて、むずがゆいのだ。
仕事先でも、み~んなフツーにさり気なく、オシャレに着てるのに。
だからいつも、私の服装はどこか古えチックだ。
ここ数日、暑い日が続き、服装も夏モード。
クロップドパンツにレースのフットカバーとか、シュッとしたレギンスパンツとかが目につき始める。
冷え性でブーツカット大好きな私は、な~んか足元がもたついてる気がしてきた。
店を回って試着してみるが、やっぱり落ち着かない。
それどころか、パッツパツの太ももの現状を突きつけられ撤退してしまう始末。
いや、ほんっとに身近過ぎる話題で申し訳アリマセン。
服装ひとつ取っても、どこか不器用。乗りきれてないなぁとため息で。

ここで何が言いたいのか、というか書いていてハッと気がついた。

服装が古いと感じたり、気後れしてしまっている、そんな自分は非常に情けないんじゃないのか?
変えられないなら、「自分はこれが好きなんだなぁ」と認めて開き直らなきゃ、いつまでも無意味な時間と惨めな気持ちを繰り返すだけだ、きっと。
それが貴重なはずの「最後のチャンス」的時間を無駄にしてるって、気がつなきゃいけない。

大好きなB'zの「ゆるぎないものひとつ」の歌詞のように、誰もがそれを笑ったとしても、ブレない気持ちがあれば恐いものなんて無い、きっと!

とんでもなく飛躍した着地点だけど、気がついたら10年経ってた、というその時、好きなものに囲まれた暮らしが出来ていますように。
そのために、ちょっとずつ積み重ねて、ひとつひとつ選んで。
流されて、ラク~に生きる誘惑に引きずり込まれないように!

とりあえず、我が身を引き締めることから始めなくては(笑)