薬疹 ― 2006/05/20 14:57
木曜日も結局、皮膚科で点滴した。
まだ真っ赤な色がさめないのと、痒みもひどいため。
飲み薬も量が増えた。
そして、皮膚科の先生の診断は「どうも薬疹らしい」ということ。
薬疹⋯ある薬に体が過剰にアレルギー反応を示したもの、かな?
発熱する前、何種もの病院に罹ったから、薬が悪さをしたのかも知れない。
ちゃんと服用中の薬の名前はその度に伝えたけれど、個人差があるだろうし体調にもよるかも知れない。
たぶん2回の点滴と飲み薬で大丈夫、また月曜に診察しましょうということになり、金曜日は別件で罹っていたSという病院に行くことにした。
どうも、その病院で初めて飲んだ薬がアヤシイのではないかと、皮膚科の先生から紹介状(というか報告書?)を持たされたのだった。
私はそこ⋯S病院は金曜日が二回目の通院。
初めて診察してもらったときは、とても丁寧に説明してくれる良い先生という印象だった。
順番が来るまで、初診から発熱、薬疹疑惑の経路をどう説明しようかとあれこれ考えていた。
診察券と一緒に手紙は渡したので、先生はそれに目を通しているはずではあるが。
やっと診察になったが、先生はあまり薬疹の話題には触れたくない様子。
こちらから切り出して、「あの白い薬なら湿疹が出るかもしれない」程度の答えだ。
私がもらった3種の薬のうち、白かったのは2種。
そのどちらなのかも言わないし(言えないだろうな)、もう飲み薬は出さないから、外用薬だけで3週間後に来るように、と追い払われるように言われた。
仕方ないのかも知れないけれど⋯⋯。
この人には、「薬疹」で私が被ったもの、家族や仕事にまで影響が出て大変だったことなどは、まったく関係ないことなのだと感じた。
もう、これ以上話すこともないな、とそのまま病院を出た。
余談だが、診察を待つ間、認知症らしきおじいさんが「今日は時間が無いので薬だけ欲しい」と受付に来て、処方箋だけなのにまだなのか、と何度も聞き返して、その度、看護士さんが丁寧に「順番ですからもう少し待って」と語りかけていた。
医師の姿を見つけて、このおじいさんが診察室に「薬だけ⋯」と入って来たとき、医師は厳しい口調で
「診察もしないのに薬は出せません。今日はあなたに薬は出さないから、帰ってまた出直して来なさい」と言うのを聞いてしまった。
病院中に聞こえていたと思う。
次の患者に、医師は苦笑いで「まったくしょうがない⋯」なんてとぼけて見せていた。
おろおろするおじいさんに、看護士さんがやさしく「明日も午前中はやっていますから、時間があるときに来て診察してもらいましょうね」と話しているのが救いだった。
おじいさんは「迷惑かけてすみません」と素直に頭を下げて帰って行った。
この日は、何とも色々なことを考える日になってしまった。
でも、体はどんどん良くなっているようで、この日は普通に湯船につかれた。
今までは、シャワーさえ痛がゆくて辛かったのがウソのようで嬉しかった。
まだ真っ赤な色がさめないのと、痒みもひどいため。
飲み薬も量が増えた。
そして、皮膚科の先生の診断は「どうも薬疹らしい」ということ。
薬疹⋯ある薬に体が過剰にアレルギー反応を示したもの、かな?
発熱する前、何種もの病院に罹ったから、薬が悪さをしたのかも知れない。
ちゃんと服用中の薬の名前はその度に伝えたけれど、個人差があるだろうし体調にもよるかも知れない。
たぶん2回の点滴と飲み薬で大丈夫、また月曜に診察しましょうということになり、金曜日は別件で罹っていたSという病院に行くことにした。
どうも、その病院で初めて飲んだ薬がアヤシイのではないかと、皮膚科の先生から紹介状(というか報告書?)を持たされたのだった。
私はそこ⋯S病院は金曜日が二回目の通院。
初めて診察してもらったときは、とても丁寧に説明してくれる良い先生という印象だった。
順番が来るまで、初診から発熱、薬疹疑惑の経路をどう説明しようかとあれこれ考えていた。
診察券と一緒に手紙は渡したので、先生はそれに目を通しているはずではあるが。
やっと診察になったが、先生はあまり薬疹の話題には触れたくない様子。
こちらから切り出して、「あの白い薬なら湿疹が出るかもしれない」程度の答えだ。
私がもらった3種の薬のうち、白かったのは2種。
そのどちらなのかも言わないし(言えないだろうな)、もう飲み薬は出さないから、外用薬だけで3週間後に来るように、と追い払われるように言われた。
仕方ないのかも知れないけれど⋯⋯。
この人には、「薬疹」で私が被ったもの、家族や仕事にまで影響が出て大変だったことなどは、まったく関係ないことなのだと感じた。
もう、これ以上話すこともないな、とそのまま病院を出た。
余談だが、診察を待つ間、認知症らしきおじいさんが「今日は時間が無いので薬だけ欲しい」と受付に来て、処方箋だけなのにまだなのか、と何度も聞き返して、その度、看護士さんが丁寧に「順番ですからもう少し待って」と語りかけていた。
医師の姿を見つけて、このおじいさんが診察室に「薬だけ⋯」と入って来たとき、医師は厳しい口調で
「診察もしないのに薬は出せません。今日はあなたに薬は出さないから、帰ってまた出直して来なさい」と言うのを聞いてしまった。
病院中に聞こえていたと思う。
次の患者に、医師は苦笑いで「まったくしょうがない⋯」なんてとぼけて見せていた。
おろおろするおじいさんに、看護士さんがやさしく「明日も午前中はやっていますから、時間があるときに来て診察してもらいましょうね」と話しているのが救いだった。
おじいさんは「迷惑かけてすみません」と素直に頭を下げて帰って行った。
この日は、何とも色々なことを考える日になってしまった。
でも、体はどんどん良くなっているようで、この日は普通に湯船につかれた。
今までは、シャワーさえ痛がゆくて辛かったのがウソのようで嬉しかった。
